Q1.「はんぷ」って何ですか?
A. 漢字で書くと「帆布」、英語だと「CANVAS」または「DUCK」。平織りの地厚い布のことです。
Q2. 素材は何ですか?
A. 昔から綿と麻が中心でしたが、現在はポリエステルやビニロン、アクリルといろいろありますが
はんぷ屋でご覧になれるのは綿100%のいわゆる〔綿はんぷ〕です。
Q3. 何に使われていたの? 帆の布と書くぐらいだから船の布だったの?
A. 正解です。日本ではその昔、船の布として使われていました。その後とても丈夫であることでテントやトラックのシート、布団袋、学生の下げカバンなど生活必需品として昭和40年頃までとても活躍しました。
Q4. どうして丈夫なの?
A. 普通の「綿布」と「綿帆布」の違いをご存知ですか。地厚の織物を作るとき、単に太い糸(単糸)で織ったものが「綿布(めんぷ)」といい、細い糸を何本か撚り合わせて織った織物を「帆布(はんぷ)」といいます。だから、とても丈夫でタワシでごしごし洗うことも出来ます。
Q5. 今はどんなものに使われているの?
A. 通気性を必要とされるテントとかシートの用途はありますが、ずいぶん少なくなりました。そのかわり、綿という天然素材の特性を活かし、私たちの持つカバンとかクツなどに沢山使われるようになりました。L.L.BEANのトートバックやコンバースのシューズなどがそうです。その他に家具やエプロン、変わった用途として、お相撲さんのまわし(練習用)なんかも綿帆布で出来ています。
Q6. 布の厚さはいろいろあるのですか?
A. 1号から11号まで分離されていて数字の小さいものほど厚くなります。
Q7. 幅はどのくらいですか?
A. 帆布の規格幅は、36インチ(9.15cm)です。そして、当社で織れるのは25cmから130cm位。それに帆布は耳付の織物だからヨコ糸の始末だけで自由なレイアウトができるんです。
Q8. 帆布の「みみ」って何なの?
A. 織物の両端の部分を耳(SELVEDGE)といい、帆布の場合強度が必要だったため、タテ糸がほつれないように織っています。これを耳付といい帆布の特徴のひとつです。今流行のヴィンテージ・ジーンズ(赤耳のリーバイス等)と同じ機械で織っています。逆に薄地の織物などはフサ耳といってほつれやすくなっています。
Q9. 帆布製品の手入れ方法を教えてください。
A. 綿帆布は自然素材ですので濡れたときは陰干にしてください。洗濯はできますが、使用部品のサビの原因になったり、 洗うたびに防水効果が弱くなり、型くずれ等の原因にもなります。また、バッグのご使用状況や洗濯条件によりシミが出る場合もありますので、 原則として洗濯はしないで下さい。汚れた場合は早めにその部分を、中性洗剤を薄めて柔らかいブラシで軽くこすって下さい。汚れを落とす等の定期的なお手入れをおすすめします。